タンパク質のゴミであるアミロイドβとタウ蛋白が脳に沈着することがアルツハイマー型認知症の原因であるとする「アミロイドβ仮説」の信憑性が揺らごうとしています。
開発されて使われている様々なアルツハイマー型認知症薬も「抗認知症薬」と呼ばれながらも対症療法薬でしかないことが明らかになってきました。
どの薬も認知症を治さない、認知症の進行を止められません。
認知症はこれまで「脳」に原因があると考えられてきました。
特に脳にアミロイドβとタウ蛋白というタンパク質のゴミが溜まるのが原因という説が有力でしたが、アミロイドβが減っても、なぜか認知症は改善しませんでした。
現在は脳にゴミが溜まるだけでなく、神経を形作るミエリンという部分に原因があるのではないかという「ミエリン仮説」がクローズアップされ有力となっています。
ミエリンとは
ミエリンとは脳の神経細胞の軸索を取り巻いているサヤです。
例えて言うなら電線を覆うビニールのようなもので、高次脳機能にとって欠かせなものです。
このサヤによって保護されなければ神経細胞は正常に働きません。
ミエリン形成は胎児期から始まり20代になりようやく完成します。
ミエリンは中年以降になると古びて脱落しますが、通常新しいミエリンが巻かれて再生します。(再ミエリン化)
それができなくなり、軸索が壊れて(変性)、軽度認知障害からアルツハイマー型認知症へと進むというのがミエリン仮説です。
ミエリン形成が最も遅れる部位からアルツハイマー病が始まることが分かっています。
実際に画像や病理検査でミエリンが傷害され脱落していることが示されています。
上の図のように加齢によってもミエリンの崩壊は起こっていることが分かってきました。
ミエリンの崩壊が認知機能を低下させる原因
今まではタンパク質のゴミであるアミロイドβとタウ蛋白が脳に沈着することが認知機能低下の原因とされ、ミエリン崩壊はその「結果」だと考えられてきました。
ところが、ミエリンを正常化したマウス試験においては、アミロイドβを蓄積させても認知機能の低下は起こりませんでした。
そのような研究結果から「ミエリン仮説」がクローズアップされているのです。
ミエリンを再生させる4つの成分
1,ヘスペリジン
レモン果汁から見出されたポリフェノールの一種であるフラボノイド(ビタミンP)。
血液-脳関門を通過して脳内に入ることが出来る成分。
抗酸化作用、デトックス作用、アンチエイジング作用、ストレス緩和作用、癌抑制作用、免疫を整える作用など様々な効果があり、機能性成分として注目されています。
2,ナリルチン
柑橘類の果実に多く含まれているポリフェノールの一種。
血液-脳関門を通過して脳内に入ることができる、
3,α-GPC(α-グリセロホスホコリン)
大豆レシチンを加水分解して得られる成分。
知的機能障害に良いとされ、海外では医薬品やサプリメント向けに使用されている。
母乳をはじめ体内にも普遍的に存在する安全な成分。
「レシチン」という成分名を聞いたことがある人は多いでしょう。
レシチンは自然界のあらゆる動植物の細胞中に存在するリン脂質。
ホスファチジルコリンとレシチンは同じものです。
このホスファチジルコリン(レシチン)が不足すると脳は顕著な脱髄を起こしてしまいます。
このホスファチジルコリンを作り出す物質がα-GPC。
α-GPCは水溶性で加熱や酸化に強く、血液-脳関門を通過して脳の中に入り、脳内でホスファチジルコリン(レシチン)を増やし再ミエリン化を助けてくれます。
4,ケイヒ(桂皮/シナモン)
クスノキ科の常緑の高木。
脳機能の維持を担うアストロサイトというグリア細胞を健全化させます。
医師達が選んだ認知症への切り札
ミエリン活性サプリメントに関する医療・介護現場からの証言が続々と報告されています。
- 抗認知症薬で改善が望めなくなった患者さんに活路(秋山巌医師)
- 鬼のような形相だった患者さんが笑顔になった(工藤千秋医師)
- パーキンソン病の患者さんに著効(黒木宗俊医師)
- ダウン症の改善にも効果が(黒木良和医師)
- 30年来のてんかん患者、毎日25回もの発作が激減(堀智勝医師)
- 失語症の傾向がある患者さんに言葉が生まれた(松野晋太郎医師)
- 重症レビー小体型認知症患者が短期間で劇的に改善(山中晃一郎医師)
- 回復がすごいので施設中の職員が見に来た(松崎一代看護師)
- 母の改善の事実は他人には信じてもらえない(在宅介護の達人 きじとらさん)
- 立てなくなった犬(15歳)が5日目にはしっかり散歩(井本史夫獣医師)
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