記憶力の衰えを感じる人にオススメの栄養素 〜ブレインフード〜

言葉が思い出せない
名前が出てこない

そんな経験はありませんか?

会話の中で人や物の名前が出てこなかったり、新しいことをなかなか覚えられない

アレとかソレとか言ってごまかしている

言葉が出てこないのはじれったいですよね。

今日はそんな記憶力の衰えを感じる人にオススメの栄養素について解説したいと思います。

ホスファチジルセリン

別名「脳の栄養素」と言われているブレインフードで脳細胞に欠かせない栄養素です。

人の脳の細胞膜を作っている成分で、脳の神経細胞膜内層に多く存在していますが、年齢とともに減少し、加齢による物忘れの要因となると考えられています。

記憶や情報伝達に関わっている栄養素です。

だから特に記憶力が低下した中高齢者の「言葉を思い出す力」の維持をサポートしてくれます。

記憶力は25歳頃をピークにそのあと低下してき、なんと70代後半になると記憶力は25歳の時と比べてほぼ半分に。

若い頃より言葉を思い出しづらくなったという人にオススメの栄養素なのです。

その働きを示した臨床試験があります。

50〜69歳の物忘れを感じている中高齢者に毎日ホスファチジルセリン100mgを6ヶ月摂取するグループとプラセボを摂取するグループの2つで記憶力をテスト。

すると摂取したグループの記憶力が明らかに上昇したのみならず、なんと摂取をやめたあともぐんぐん記憶力が上昇していきました。

摂取中止後の6ヶ月以降の記憶力の差が最も大きくなったのです。

やめたあとも記憶力が向上するとはスゴイですね。

ホスファチジルセリンは大豆を原料としたものが流通しています。

だから生の大豆や納豆や豆腐などの大豆製品などから摂ることができるのですが、100mg摂ろうとすると乾燥大豆千個以上食べる必要がありますので現実的ではありません。

サプリで手軽に確実に摂ることをオススメしたいです。

イチョウ葉エキス

栄養素としては紅葉して黄色くなった葉ではなく緑の葉っぱを使います。

イチョウ葉エキスには次のような有効成分が含まれています。

フラボノイド

血液の流れを良くし動脈硬化を予防する。

抗酸化作用もある。

テルペンラクトン

血液の流れを良くするとともに血栓を予防したり、抗酸化作用により活性酸素から体を守る働きがあります。

イチョウ葉エキスはドイツ・フランスでは医薬品として使われているほど。

ただしギンコール酸というアレルギー物質が含まれているので摂りすぎに注意が必要です。

これがきちんと取り除かれていないと腹痛・下痢・嘔吐などの症状が出る場合があり、日本ではギンコール酸を5ppm以下にするようにという規定があります。

イチョウ葉エキスは、脳の血液の流れを促す働きがあり、それによって認知機能の一部である「言葉・物のイメージ・体験を覚え思い出す力」の維持したり、「判断の正確さ」を向上させてくれるのです。

人の名前が思い出せない
何月、何日、何曜だっけ?
何しに来たんだっけ?

ということがあれば、それはもしかして脳の中で記憶に関わる部分前頭前野の活動が低下しているかもしれません。

DHA

魚の脂質・脂のこと。

お肉に含まれる脂質と魚に含まれる脂質は違います。

お肉の脂質は摂りすぎると中性脂肪が増加し、肥満やドロドロ血液の原因になってしまいますが、魚の脂質はDHAで中性脂肪に良く、太りにくく血液をサラサラにしてくれるのです。

ところが基本的に体内で作ることができず食事で摂る必要があります。

2011年から日本人の魚離れが進んで消費量が減っており、現在は魚の消費量よりも肉の消費量が増えてきているので積極的に摂りたいですね。

いわしやサバなどの青魚に多く含まれているのですが、これらの魚の消費量が減り、シャケなどの魚が人気となっています。

DHAは酸化されやすい成分なので、抗酸化に働く成分を一緒に入れているサプリが多く、その代表がEPAです。(EPAについては後述します。)

DHAは脳や網膜などの神経系に豊富に含まれている栄養素で母乳にも含まれています。

子供の脳の成長期にも、とても重要なものなので積極的に補いたいですね。

EPA

エイコサペンタエン酸のこと。

オメガスリー系脂肪酸の1つで、体内でほとんど作ることができない必須脂肪酸の一種。

いわし・まぐろ・さばなどの青魚に多く含まれます。

血管・血液の健康の維持に重要。

血液をサラサラにする
血栓生成を抑制する
中性脂肪を下げる
血中コレステロールを低減する

作用があるため、その結果として

血管年齢を若く保つ
心臓病・脳梗塞を防ぐ
動脈硬化を防ぐ

効果が期待できます。

EPAが赤血球の膜に取り込まれて赤血球自身がやわらかくなり、血液粘度が低下する(サラサラになる)ことが確認されています。

研究面からはEPAは純度がほぼ100%の濃度の医薬品で研究が積み重ねられてきたため、人が食べるとどうなるかということがハッキリと分かっている栄養素。

体内で消費され食生活で大きく変動するため、摂っていないと確実に減っていきます。

食生活でEPAを摂ろうとEPAの多い食品を摂っていればDHAが欠乏することはありませんが、DHAだけを狙って摂っているとEPAが不足する恐れがあるので注意が必要です。

EPAの多い食品を狙って摂ることでEPA、DHAの両方を満たしておくという摂り方が賢明です。

レシチン

大豆や卵の黄身などに含まれる成分。

水と油を混ぜ合わせる乳化作用があります。

コレステロールが付着した血管をきれいにしてくれます。

乳化作用によってキレイになった血管は、血流も良くなり、全身に酸素や栄養素がすみずみまで行き渡ります。

体に要らなくなった老廃物も回収され全身の新陳代謝も上がることが期待されます。

脂っこい食事をしている人は摂った方がいい成分。

コレステロールなど肝臓での脂質代謝に関わっており、肝臓に脂肪がつきにくくしてくれたり、脂肪肝を予防出来る働きもあります。

一方、脳の栄養素とも言われており、記憶力の維持アルツハイマー型認知症の予防にもいいと言われています。

頭の中に情報を伝える物質アセチルコリンがあるが、この原料がレシチン。

レシチンを摂ることで認知症の予防が期待できるというわけです。

L-チロシン

アミノ酸の一種。

非必須アミノ酸だが必須アミノ酸をもとに体内で合成される。

チロシンをもとに作られる物質は有用なものばかり。

例えばドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのホルモンの材料となります。

ドーパミンは意欲を作る。

アドレナリンはグリコーゲンの分解を促すことで血糖値を上昇させて脳の覚醒レベルを保ち、集中力及び決断力を高める。

ノルアドレナリンにも集中力や判断力を高める効果がある。

つまり勉学に役立つ作用をもつ物質のもととなるのがチロシン!

大豆やかつお、チーズ等に多く含まれています。

動物性食品を加えると効率よくチロシンを摂取することが可能となるので是非参考にしてください。

フェルラ酸

フェルラ酸についてはコチラの記事をお読み下さい。

すぐにでも始めたい 認知症対策になるサプリ

クルクミン

ウコンに含まれるポリフェノール。

以下のような幅広い作用が知られている。

  • フリーラジカル消去
  • 抗炎症作用
  • 抗癌作用
  • 肝臓保護作用
  • 血栓形成抑制作用
  • 心筋梗塞防止作用
  • 低血糖防止作用
  • 抗リウマチ作用
  • 高アミロイド作用

認知症への効果も研究が行われており、疫学研究ではカレーを多く食べるインドは、人口比率に対するアルツハイマー病患者がアメリカに比べて少ないことが報告されています。

カレー好きの私には嬉しい報告です😅

 

以上の成分を含んだサプリメントは市場でもたくさんありますが、成分含有量は大切。

特にホスファチジルセリンは100mgほしい。

どの成分が、どれくらい含まれているのかは商品によって違いますので、チェックしてみてください。

ドクターズサプリでは各社が様々なブレインサプリを出していますが、診療所ではホスファチジルセリンを100mg含有し、イチョウ葉エキス120mg、EPA、DHA,レシチン、L-チロシンを含んだものを取り扱っています。

商品について知りたい方は診療所窓口またはお電話でお気軽におたずね下さい😊

06−6941−0919

,,
1 いいね (この記事を応援する)
Loading...
  • このエントリーをはてなブックマークに追加